手帳記録の重要性と効用

アナログガジェット

愛用中の手帳

 まずは愛用中の私の手帳から紹介したい。

PLOTTER ナローサイズ プエブロブラック (半年使用)

なぜ一般的ではないナローサイズにしたのかというと、「持った感じしっくりきた」という点につきる。
抽象的ではあるが、毎日家の中でも持ち歩くし触るし「しっくりくる」という感覚というのはなかなか馬鹿にできないと思う。
このしっくりきた感じは後に、ナローサイズが長財布とほぼ同じ大きさということを知ったときに納得がいった。
そして世の中にあるカバンや、ズボンのポケットは長財布が入るように付いていることが多いので意外と持ち運びしやすかったりする。
ただ、これからナローサイズを購入予定で調べていてこの記事を読んでいるという方には、リフィルが少ないことと店頭に取り扱いがない場合も多いので自身で工夫しながら使用していくバイタリティが必要になるとお伝えしておこう。

使うにあたって決めているルール

・一冊のみ使用する
・メモは時系列で書いていく
・スマホを見る感覚で見返す

1冊でなんとかなるギリギリのサイズを選定。そして最近システム手帳(プロッターはレザーバインダーだが、私はシステム手帳として使用)に変えた。
これ以上小さくなると分冊化しないと厳しいかもしれない。それも楽しそうではある。
メモは原則的に時系列で書いていく。
買い物メモのあとに読書中にピンときた言葉が書いてあったり、ネットで見た美味しそうな
お店の名前のあとにDIYで工作しようか考えてある棚の寸法なんかがかかれていたりする。
一見分かりにくくメモや情報が煩雑に並んだように見えるのだがこちらのほうが忘れない不思議現象が毎日起こっている。

一番重要なルールは見返すこと。
この「見返す」という動作がないと手帳が我々にとって有益に機能することはない。

手帳が役に立つときという特定条件の最たるものというのはカレンダーに書いてあった予定を見返したり、忘れてはならないとその時考えて走り書いたメモを確認したときではなかっただろうか。

手持ち無沙汰になり知りたいことはなくとも何か面白いことはないかと、スマホの画面をつけるあの瞬間の、3回に1回の頻度でスマホを手帳に持ち替えて見ることを自ら推奨していたらスマホを見る時間が減り、未来に使える時間が増えたのを今でも覚えている。

記録していること

・睡眠時間
・体重
・朝昼夕食
・メモ
・その日印象に残ったこと3つ
・3~5行のコメント
・メモ

主に体調と精神管理の観点から記録している。
朝に書くと良いことはわかっているが、私は寝る前の15分ほどで記録を済まし、今日一日過ごしながら書いていったメモを振り返り、明日のToDoとそれに優先順位をつけたメモを書いておくことにしている。

実をいうとこの記録は全部デジタルで可能なことである。
だが、スマホのカラフルなアプリアイコンや面白そうな通知の誘惑が多すぎて私には到底太刀打ちできない。

なんだか、ものすごい良いアイデアが浮かんでメモをとろうとしても
眼の前を変な格好の人が通り過ぎたら一瞬で忘れてしまうような出来事に近しいものがある。

スマホを手に取り、残したい情報のジャンルによってアプリを選定・起動し、入力する。
この間に通知を目にしてしまって思っていたのと違うアプリを開いたことはないだろうか。

一方手書きの手帳であれば、通知は来ないし手書きの字であれば走り書きだったり、リラックスしていたのか綺麗な字で書けていたり、情報量が多くてその時考えていたことまで思い出せるので助かる瞬間が多い。

「計画」と「記録」の相互作用を狙う

手帳に書く内容は

・スケジュールや目標などの「計画」で使用する場面
・内省やログなどの「記録」で使用する場面

大きく分けてこの2つに分類されるが、

記録から計画が生まれ、計画の記録は次の計画に役立つ

これが手帳を書く上での最大のメリットで好循環を生み出す仕組みだと考えている。
つまり、便利だからわざわざ手書きで書いている。あと楽しい。
思考を記録・管理・運用する上で、束ねた紙と1本のペンに勝るものは現状見つかっていない。

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