デイリーログを「時間軸比較型」にしたら毎日が良い方向に爆向きしたのでお知らせいたします。

アイデア

「手帳に何を書けばいいのか」
「ただ漠然と予定を書き込んでいるだけ…」


そんな手帳習慣の停滞期などに陥っていらっしゃいませんでしょうか?

おっさんは最近またデイリーログの書き方をアップデートし、「理想の予定」「現実の記録」を明確な時間軸で比較することで、毎日の振り返りの精度を爆発的に高めるシステム手帳術を発見しました。

この手法を取り入れれば、もう「書くだけ」で終わる手帳におさらばです。
より緻密で、意味のある行動を生み出す手帳へと進化させることができました。

予定と記録を同時に管理する「見開き時間軸比較システム」

まずは結論から。
この手帳術の核心は、見開きの両ページに同じ時間軸を作成し、左右のページそれぞれで役割を明確に分け、一日の振り返りから得られる情報の純度と精度を向上させるというものです。
PDCAよく分からんかったという方にもおすすめです。ゆるPDCA。
私の手帳はPLOTTERのナローサイズなのですが、見開きの左右両方に時間軸を配置したデイリーリフィルが存在しないため、この手帳術を実践するにはリフィルを自作する必要があります。
ちなみにスタンプで自作しています。

私が使用しているスタンプはセミオーダースタンプですが、売っているものもありますのでご査収ください。

左ページには【理想】計画とメモ

見開きの左ページは、「予定とタスク、メモ」を書く場所、つまりその日の計画を立てるページです。

  • 予定とタスクの記入: 達成したいタスクや、次に入れるべき予定を、時間軸に沿って記入します。
  • 前日の振り返りからのインプット: 前日の振り返り(右ページとの比較)から得られた「やるべきこと」「改善点」などをタスクや予定として落とし込みます。

このページは、「何を」「いつ」やるのかを明確にし、一日の流れをあらかじめ把握するための設計図となります。
単に予定を入れるだけでなく、タスクの開始時刻や締め切り時刻を意図的に設定できるため、

「いつかやる」



「この時間からやる」

に変わります。
それができたら苦労はしねえよ、というのは「資料作成」とか「メールチェック」などの大なり小なり1つの漠然としたタスクだけで考えた話です。
この方法を採用すれば一日の流れやリズム、はたまたその時の自分自身の意志力まで考慮して一日を設計することができます。
そしてそれは強力なアドバンテージを得ることと同義です。

右ページ【現実】事実の記録

見開きの右ページは、「実際に一日を過ごした記録」、つまり現実に起こった事実を記録していくページです。

  • 起こった事実を記録: 実際に何時に何をしたのか、予定通りに進まなかったことは何か、急に入ってきたタスク、かかった時間などを、リアルタイムまたは終業時に記録します。
  • 客観的な時間の使い方: 感情論ではなく、「事実」として時間をどう使ったかを記録することで、現実的な時間の使い方を可視化します。

様々なものを管理・運用している記録やデイリーログが、新たに左ページの比較対象としての役割を担うことでせっかく考えた理想の予定に近づけようとする心理が働いて一日を過ごそうという気分になります。※個人の感想です。
誰に言われたわけでもないですが、昨日の振り返りをした時の自分が自分のことを考え、自分に言われていると考えるとちょっとはやってみようかな、という気になりませんか?

毎日の精度を爆上げする「比較とフィードバックのサイクル」

このシステムの真価は、毎日繰り返される「比較と振り返りのサイクル」にあります。
まさにゆるPDCAです。

1. 理想と現実の比較で「気づき」を得る

夜、または翌日の朝に、まずこの見開きページをじっくりと見比べます。

  • 左ページ(理想): 「こうするつもりだった」
  • 右ページ(現実): 「実際はこうなった」

「予定通りに進まなかった原因は?」
「このタスクに予想外に時間がかかったな」
「急な電話で計画が崩れた」

など、理想と現実のズレを冷静に分析できます。この比較こそが、毎日の振り返りの精度を爆上げさせる要因です。

2. フィードバックを次の「理想」に反映させる

比較から得られた「気づき」を、次の日の見開きの左ページに反映させて予定を書き込みます。

  • 「いつもこの時間帯は何かと邪魔が入りやすいから、重要なタスクは午前に移そう」
  • 「あのタスクは1時間では終わらないと分かったし、来週はは1時間半の枠を確保しよう」

このように、落ち着いて考えていれば、外的な要因も考慮に入れながら、より実現性の高いタスクや予定を組めるようになります。

3. この繰り返し自体が最高の習慣になる

「現実」を記録する
「理想」と比較する
新しい「理想」を計画す
④また「現実」を記録する

この繰り返しこそが、手帳を「予定表」から「自己改善のための強力なツール」へと変貌させます。

この手帳術がもたらす最大のメリット

1. 「何を」「いつやるのか」の明確化

予定やタスクは、「何を」と「いつ」の二つが揃ってこそ真の予定になります。2つ揃っていなければただの願い事です。何もしなければ何も起こりません。
時間軸に書き込むことで、漠然としたタスクが具体的な行動に落とし込むことができ、実行する一歩目のハードルが下がります。

2. 計画性の向上(アドバンテージ)

あらかじめ一日の流れを時間軸で把握できるため、急な予定変更にも対応しやすくなり、常に精神的に余裕を持って一日を迎えられます。
突発的な事態に振り回されるのではなく、常に一歩先を読んで対処しつつ、時間に対する主導権を取り戻せると思うのです。

3. 停滞期からの脱出

「とりあえず書く」状態から、「理想の自分に近づくために現実を分析し、行動を変える」という目的意識のある状態へと脱出できます。
自身の行動を習慣のレベルで観察し、停滞を打破する強力な方法です。

結論

あなたの手帳は、単なるスケジュール帳ではありません。
羅針盤であり、でもあります。
この両方の役割を最大化させる「時間軸比較システム手帳術」を取り入れて、今日からあなたの毎日のお役に立てれば幸いです。

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